分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを使用するフレーム再使用を備えるディスプレイシステム
专利摘要:
本発明の方法は、第1のグラフィックプロセッサのレンダリングエンジンを無効にするか使用しないことにより、その電力を低減させ、前記第1のグラフィックプロセッサのディスプレイエンジンを、対応する第1のフレームバッファからディスプレイに表示フレームを出力可能な状態に保持するステップを有する。前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが非レンダリング状態などの低減電力状態の間に、第2のグラフィックプロセッサによって表示フレームがレンダリングされる。前記レンダリングされたフレームが、ローカルフレームバッファなどの前記第2のグラフィックプロセッサの対応する第2のフレームバッファに記憶され、前記第2のフレームバッファから前記第1のフレームバッファにコピーされる。前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが前記低減電力状態の間に、前記第1のフレームバッファ内の前記コピーされたフレームがディスプレイに表示される。このため、前記第1のグラフィックプロセッサが、自身のレンダリングエンジンを使用してフレームを生成せず、自身のディスプレイエンジンのみを使用して、前記第2のグラフィックプロセッサが生成したフレームを表示するため、前記第1のグラフィックプロセッサに関する熱出力と電力出力が低減される。 公开号:JP2011507106A 申请号:JP2010538126 申请日:2008-12-10 公开日:2011-03-03 发明作者:エー.;フセイン サイード;ディー.;ハンキンス ジェームス;ジェイ.;キング ローレンス 申请人:エーティーアイ・テクノロジーズ・ユーエルシーAti Technologies Ulc; IPC主号:G06F1-18
专利说明:
[0001] (関連同時係属出願) 本願は、同日出願の同時係属出願「電気コネクタ、ケーブルおよびこれを使用する装置」(案件番号00100.07.0061、発明者ジェームズハンキス他、本願の譲受人所有、その内容を参照して、ここに援用)、ならびに同日出願の同時係属出願「分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを使用する電子デバイス」(案件番号00100.07.0063、発明者ジェームズ ハンキス他、本願の譲受人所有、その内容を参照して、ここに援用)の関連出願である。] [0002] 本開示は、差動信号を伝達するコネクタを使用する電子デバイスに関する。] 背景技術 [0003] ラップトップ、デスクトップ、携帯電話やその他のデバイスなどの電子デバイスは、グラフィックデータおよび/またはビデオ情報、ビデオ表示データを1台以上のディスプレイに供給するために、グラフィックプロセッサ(例えば、ホストCPUと同じダイに配置されたグラフィックコア、マザーボードに結合されるかまたはプラグインカードに配置された別個のチップ、メモリブリッジ回路と一体化されたグラフィックコア、あるいは他の任意の適切な構成)などの1つ以上のグラフィック処理回路を使用することがある。] [0004] グラフィックプロセッサとCPUまたは他の任意のデバイス間に、グラフィックおよび/またはビデオ情報用に必要な高いデータ速度および通信パフォーマンスを提供する通信インタフェース設計の1つのタイプとして、PCIExpress(登録商標)インタフェースが知られている。これは、例えば、各方向に2.5MB/秒(Gen1)または5.0/秒(Gen2)を提供する、2組の差動ワイヤ対から構成されるシリアル通信チャンネルである通信リンクである。これらの「レーン」の最大で32本が、2倍、4倍、8倍、16倍、32倍の構成に結合され、独立して制御されるシリアルリンクの並列インタフェースを形成している。しかし、他のどのような適切な通信リンクが使用されてもよい。描画コマンドからグラフィック情報を生成したり、ビデオを適切に生成する必要があるマルチメディアアプリケーションの要件が一層シビアになっていることから、グラフィック処理回路網とシステムに対する要求が次第に厳しくなっている。これに対処するには、発熱量の高い大型の一体型グラフィック処理回路が必要となり、デスクトップ、ラップトップまたは他のデバイスに、ファンと関連するダクトなどの能動的冷却システムや受動的冷却システムなどの冷却システムが必要となることがある。電子デバイスが放散可能な熱量には限界がある。] [0005] 並列グラフィック処理操作によって、より高速なグラフィック処理を可能にするか、外部グラフィックデバイスを使用して複数のディスプレイに出力を供給するために、ラップトップ、デスクトップまたはモバイルデバイスとは別のデバイスに、外部グラフィック処理を提供することが提案されている。しかし、デバイスの小型化が進んでいるため、消費者の適切な支持を得て、速度とコスト上の適切な利点を実現する、コネクタおよびケーブルを含む接続を設計することが一層求められている。例えば、特定のビデオゲームは、コスト、集積回路のサイズ、熱放散、モバイルデバイスまたは非モバイルデバイスで利用可能なその他の要因を考慮に入れると実現できない高帯域幅のグラフィック処理を要求しうる。] 発明が解決しようとする課題 [0006] 電気コネクタ側からみると、長年、各業界において、デバイス間でビデオフレーム情報および/またはグラフィック情報を伝達するために必要な、数ギガバイト等の必要な帯域幅を提供するコネクタを設計する試みがなされてきた。1つの提案として、例えばPCI−e(登録商標)用の16レーン構成を使用する外部ケーブルおよび回路基板コネクタの提供が挙げられる。この提案では、プリント回路基板のフットプリントが約40.3mm×26.4mmとなり、コネクタハウジングの奥行きプロファイルが、シェルの奥行きとコネクタのハウジングを含め、40.3mm×11.9mmとなる。しかし、このような大型のコネクタは、広い空間を占有し、重量の大きなサーバなどの大型の装置にのみ適していた。一般消費者向けには、このような大型のコネクタは大き過ぎ、高額過ぎる。グラフィックおよびビデオ情報に必要な帯域幅を提供する複数本の通信レーンを収容するための適切なコネクタが長年求められてきた。] [0007] Display Port(登録商標)コネクタ等の他のコネクタは、例えば2レーンのみに限定されており、フットプリントは小さいものの、PCI−e(登録商標)Expressのケーブル仕様の特徴に対応できず、性能が限られている。例えば、16レーンのPCI−e(登録商標)接続に対応できる提案は、フットプリントおよびプロファイルが更に大きく、例えば、16レーン(VHDCI)を収容するために、合計138ピンのスタックコネクタなどを使用する。フットプリントのサイズとプロファイルが、フットプリントが、例えば、42ミリメートル×19ミリメートルを超え、コネクタが占めるPCI−e(登録商標)ボードプロファイルについて42×12ミリメートルを超えることがある。この場合も、このようなコネクタは、モバイルデバイスまたはラップトップデバイスのサイズに対してあまりにも大き過ぎるか、あるいは、このような大型コネクタを収容するために、PCボードまたはデバイスのハウジングの面積を過度に占有しうる。また、このようなコネクタは、ラップトップデバイスで使用するには重く扱いにくい大型のケーブル接続を使用する。また、著しくコスト高になりうる。また、マザーボードの空間は貴重であり、このような大型のコネクタは実際的でない。] [0008] また、電子デバイスの観点からみると、別のデバイスに外部のグラフィック処理能力を提供することが知られている。例えば、ドッキングステーションが知られており、このドッキングステーションは、例えば当該ドッキングステーションに接続されたラップトップコンピュータのCPUと通信する1本のレーンを含むPCI−e(登録商標)Expressインターフェースコネクタを使用する。ドッキングステーションは、自身のACコネクタを備え、ドッキングステーションに外部ディスプレイを直接接続できるようにする追加のディスプレイコネクタポートを有する。例えば、液晶ディスプレイと、一体型ビデオ/グラフィック処理コアまたはカードの形の内部グラフィック処理回路網とを備えるラップトップは、ラップトップのCPUを使用して、このシングルレーンPCI−e(登録商標)Expressを介して、ドッキングステーションの外部グラフィックプロセッサに、描画コマンドまたは圧縮ビデオを送信する。しかし、シングルレーンの通信機能しか提供されないため、このような構成は低速過ぎ、通常は、ローエンドのグラフィックプロセッサを使用する。] [0009] また、グラフィック処理回路網を使用して、デスクトップ、ラップトップ、または他のデバイスのグラフィック処理能力を向上させる他の外部電子回路ユニットも知られており、この構成は、例えば、マルチレーンPCI−e(登録商標)コネクタを介したグラフィック通信の信号強度を上げる信号リピータを使用する。しかし、このコネクタは、ピン間隔が広い大型のピンコネクタであり、16レーンが使用される場合には、約140本のピンを含むコネクタとなる。コネクタのサイズのほか、マザーボードに必要なレイアウトの要件も大き過ぎる。この結果、実際のデバイスは通常、例えば、多くの制御ピンを含むシングルレーン(約18ピンのコネクタ)コネクタを使用する。このため、メーカーは、マルチレーンPCI−e(登録商標)Express通信に対応したいと表明しているものの、メーカーによる実際的なアプリケーションは、通常シングルレーン構成になってしまう。このように、最適なサイズのコネクタを最適に設計し、製造できないことが、長年にわたる問題となっていた。] [0010] PCI−e(登録商標)グラフィックカードがノートブックコンピュータで使用可能となる他の外部のデバイスもある。この場合も、通常、シングルレーンのPCI−e(登録商標)Expressコネクタを使用する。このようなデバイスは、ゲームの現在の1秒あたりのフレームレート、クロック速度および冷却ファン速度などの情報を示す表示パネルを有し、これらを、例えば機能ノブによって、あるいはソフトウェアによって所望の値に調整することができる。また、内部のグラフィックカードを見えるようにし、空気を流通させるために、例えばリアパネルまたはサイドパネルにグリルが設けられうる。外部のグラフィック処理能力の性能を上げるために、例えば操作ノブを回すことにより、内蔵グラフィックカードをリアルタイムでオーバークロックにすることができる。しかし、上記のように、CPUと、グラフィックカードを有するラップトップおよび外部電子デバイスの間の通信リンクは、通常、1本のPCI−e(登録商標)Expressレーンしか持たないため、グラフィックカードが機能を制限されてしまう。] [0011] また、ノースブリッジ回路、CPUまたは他の任意の回路の一部として搭載されるグラフィックプロセッサコアなどの複数のグラフィックプロセッサを使用するシステムは、描画コマンドおよび/またはビデオ処理コマンドに基づいてフレームを生成またはレンダリングしうる。当業界で公知のように、例えば、3D描画コマンドなどの描画コマンドおよびビデオ処理コマンドは、圧縮ビデオをデコードするか、ビデオを、別の公知の方法で処理するコマンドなどである。このようなシステムは、好ましからざる量の熱を発生させ、好ましからざる量の電力を消費することがある。公知のシステムは、ユーザのために性能を向上させるべく処理速度を上げるために、複数のグラフィックプロセッサを使用しようと試みている。例えば、グラフィックプロセッサ(例えば、1本以上のパイプラインを有するコア)を使用してディスプレイ用のフレームが供給され、別のグラフィックプロセッサを使用して別のフレームが生成される。個々のグラフィックプロセッサの各々に対応する個々のフレームバッファから、レンダリングしたフレームを出力するために、多重化回路網が使用される。しかし、このようなレンダリングは、通常、並列に実行されうる。別のシステムでは、ホストグラフィックプロセッサとその対応するフレームバッファが、別のグラフィックプロセッサがレンダリングしたフレームのコピーを受け取り、コピーされたフレームを自身のローカルフレームバッファに記憶する。しかし、ホストGPUは、自身のディスプレイエンジンを使用して、他のグラフィックプロセッサが自ローカルフレームバッファにコピーしたフレームを自ローカルフレームバッファから表示し、同時に、自身のレンダリングエンジンを使用して、このリモートグラフィックプロセッサと並列に別のフレーム部分をレンダリングする。このように、このようなシステムは、並列にレンダリングを行い、システムの処理能力を上げようとするものの、電力消費と発熱量も増大する。] [0012] また、1つ以上のグラフィックプロセッサを搭載したラップトップ、ハンドへルドデバイス、デスクトップおよび他のデバイスなどのデバイスのグラフィックプロセッサ(コアなど)の発熱と消費電力を低減させることも求められている。] 課題を解決するための手段 [0013] 概略説明すると、一例では、方法は、第1のグラフィックプロセッサのレンダリングエンジンを給電停止することによって該第1のグラフィックプロセッサの電力を低減させるステップと、該第1のグラフィックプロセッサのディスプレイエンジンを、対応する第1のフレームバッファからディスプレイに表示フレームを出力可能な状態に保持するステップを有する。前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが給電停止されるか別様に使用されていない間に、第2のグラフィックプロセッサによって表示フレームがレンダリングされる。前記レンダリングされたフレームが、ローカルフレームバッファなどの前記第2のグラフィックプロセッサの対応する第2のフレームバッファに記憶され、前記第2のフレームバッファから前記第1のフレームバッファにコピーされる。前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが前記低減電力状態の間に、前記第1のフレームバッファ内の前記コピーされたフレームがディスプレイに表示される。ほかの利点のうちでも、前記第1のグラフィックプロセッサが、自身のレンダリングエンジンを使用してフレームを生成せず、自身のディスプレイエンジンのみを使用して、前記第2のグラフィックプロセッサが生成したフレームを表示するため、前記第1のグラフィックプロセッサに関する熱出力と電力出力が低減される。また、対応する装置およびシステムも開示される。] [0014] 例えば、AC入力またはDC電力入力と、前記AC入力またはDC電力入力に基づいて電力を受け取る(例えば、MPEG圧縮/伸張、描画コマンドなどに基づく3Dグラフィックのレンダリングなど、当業界で公知のビデオ/グラフィック処理を実行する)グラフィック処理回路網などの電子回路網を含む少なくとも1つの回路基板とを有するハウジングを有する電子デバイスが開示される。また、前記電子デバイスは、前記電子回路網に結合された分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタも有する。前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタは、前記回路基板と接続している1つのハウジングを有し、前記コネクタハウジングは、隣接しかつ鏡像の第2の電気接触子群から分離された第1の電気接触子群を有する分割電気接触子構成を内蔵しており、各電気接触子群は、少なくとも下段接触子と上段接触子とを有する。前記デバイスは、自身のグラフィック処理回路網とローカルフレームバッファとを使用して、リモートデバイスのために画像をレンダリングする。前記レンダリングされた画像は、前記ローカルフレームバッファに記憶され、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して、前記リモートデバイスのフレームバッファに送信されコピーされる。次に、前記リモートデバイスのディスプレイエンジンが、前記コピーされた画像を自身のフレームバッファからディスプレイに表示する。前記リモートユニットによってレンダリングを行う必要がないため、前記リモートユニットの消費電力を最小限に抑えることができる。] [0015] グラフィック、処理すべき圧縮ビデオまたは処理すべき他のデータをレンダリングするための描画コマンドが、前記リモートデバイスの分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して、前記リモートデバイス(例えば、ホストデバイス)から前記電子デバイスに、下りデータとして送信される。フレームが生成されて、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ(およびケーブル)を介して前記電子デバイスから前記リモートデバイスに同じ差動レーンを介して上り方向に伝達され、一例では、リモートデバイスの最大表示レートを構成する数のフレームのみを送信することによって、前記コネクタに接続されたレーンの飽和を防ぐことができる。これは、前記リモートデバイスから直接トリガされるピアツーピア読み出しか、または当業界において公知のどのような適切な表示リフレッシュ同期手法を使用しても行うことができる。] [0016] また、一例では、前記電子デバイスのハウジングは、ハウジングを通過する空気流を供給するように適合されたグリルなどの空気流通路を有する。前記電子デバイスのハウジングは、通常動作中に前記回路網を冷却するために配置されたファンなどの受動的または能動的冷却機構も更に備える。一例では、前記電子デバイスにはホストプロセッサがなく、代わりに、ホストプロセッサは、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して前記グラフィック処理回路網と通信している別個の電子デバイスに存在する。別の例では、CPU(または1つ以上のCPU)が、外部デバイスと並列の一種のホスト処理能力を提供するために、前記回路網と同じ前記回路基板に配置される。] [0017] 一例では、前記電子回路網は、前記電子デバイスの前記ハウジングの外部にある他の電子デバイスのプロセッサ(CPUなど)と通信しており、前記グラフィック処理回路網は、前記外部プロセッサから描画コマンドを受け取り、前記電子デバイスに結合されたディスプレイに、表示データを伝達する。一例では、前記ハウジングは、前記能動的冷却機構と前記電子回路網との間に設けたエアダクトを有する。一例では、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタは、前記他の電子デバイスに存在する前記プロセッサから、前記グラフィック処理回路網に、例えば、描画コマンドを供給する。前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタは、電子デバイス間に、高速ビデオおよび/またはグラフィック情報を供給する、独自の16レーンPCIExpress(登録商標)タイプのバスコネクタであってもよい。] [0018] 一例では、前記電子デバイスは、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタに動作可能に結合され、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタからの信号から検出される前記外部デバイスの通電が行われた後まで、前記グラフィック処理回路の通電を待機する通電制御論理(例えばスイッチ)を備える。] [0019] 別の例では、前記電子デバイスは、グラフィック処理回路網がそれぞれ搭載されている複数のプリント回路基板を有し、前記複数のプリント回路基板のそれぞれは、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタに結合され、前記グラフィック処理回路は、所定の表示フレームのために並列または交番のグラフィック処理操作を提供する。] [0020] 別の例では、前記回路基板は、電子回路網とバスブリッジ回路とを有する。バックプレーンは、それぞれプラグインカードが挿入されるように構成された複数のカードポートを備える前記バスブリッジ回路に結合されている。] [0021] 別の例では、電子デバイスは、AC電力入力を使用する代りに、適切なコネクタを介して、別の外部デバイスから限られた量のDC電力を得る。一例では、前記電子デバイスは、バスブリッジ回路と、それぞれ前記バスブリッジ回路に結合され、それぞれが前記分割電気的接触子構成の1つのコネクタハウジングを有する複数の分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタとを有する回路基板を有するハウジングを有する。前記バスブリッジ回路は、前記複数のバスコネクタの少なくとも1つに接続された外部デバイスから電力を受け取るように結合されている。] [0022] 一例では、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタは、分割マルチコネクタ要素を収容しているハウジングを備える。前記電気コネクタは、回路基板などの基板に電気的に接続するように適合されている。前記分割マルチコネクタ要素は、隣接する接触子の第2の群または部分集合から物理的に分離されている電気接触子の第1の群または部分集合を含む分割電気接触子構成を有する。前記第1の電気接触子群と前記第2の電気接触子群とはそれぞれ、下段接触子と上段接触子を有する。前記第2の電気接触子群は、前記第1の電気接触子群と同一であるが(例えば、縦軸に対して)鏡像の構成を有する。] [0023] 一例では、前記電気コネクタのハウジングは、約12mm×53mmの基板フットプリントと約53mm×6mmのプロファイルとを与えるようにサイズが定められており、16レーン差動バスに構成された124本のピンを含む。前記16レーンは、2つの8レーンピンの群に分けられている。また、一例では、前記第1の電気接触子群と前記第2の電気接触子群とは端部グラウンド接触子を有し、各端部グラウンド接触子は、他の群の別の端部グラウンド接触子に隣接して配置されており、前記コネクタハウジングの実質的に中央に設けられる。また、一例では、前記上段接触子は表面実装ピンであり、前記下段接触子は、前記基板を通過するスルーホールピンである。] [0024] また、上記の電気コネクタを使用しており、前記電気コネクタに結合され、前記第1の電気接触子群と前記第2の電気接触子群とに結合された前記電子回路基板に搭載された電子回路網を有する電子回路基板を有する電気デバイスも開示される。前記電子回路網は、前記コネクタの中央部分の両側において、複数の差動データ対信号を供給し、前記第1の接触子群の中央部分において差動クロック信号も供給する。前記第1の上段接触子は、前記差動データ対信号に関連する制御信号を供給するために使用される。] [0025] 前記第2の接触子群は、前記第2の下段接触子に、隣接するピンに供給される複数の差動データ信号が含まれ、これらが差動グラウンドによって分離されるように結合されている。前記電気コネクタと嵌合する(はめ合わされる)同一のエンドコネクタを有するケーブルも開示される。一例では、前記ケーブル集合は一端に16レーンコネクタ、他端に8レーンコネクタを有し、前記16レーンコネクタで、前記第2の電気接触子群とは嵌合せず前記第1の電気接触子群のみと嵌合するように適合されており、これにより、8レーンユニットを接続するために、16レーンボードコネクタを使用することができる。] [0026] 開示のコネクタまたはケーブルまたは電子デバイスの多くの利点の1つは、PCIExpress(登録商標)互換のバスまたはインタフェースなどのマルチレーン差動シグナリングバスを介して、高速通信を提供する小型コネクタを提供することにある。また、接触子群と電子回路網とが、1つの接触子群を介して必要なデータクロック信号を供給するため、8レーンコネクタを、8レーンケーブルシステムを介して16ピンボードコネクタに適切に接続することができる。] 図面の簡単な説明 [0027] 本開示に記載の一例による電気コネクタの一例を示す斜視図。 図1のコネクタの断面図。 図1のコネクタに使用される上段接触子および下段接触子の一例を示す図。 本開示に記載の一例による、図1のコネクタによって提供される信号構成を示す図。 本開示に記載の一例による、図1のコネクタによって提供される信号構成を示す図。 本開示に記載の一例による、図1のコネクタと相手側ケーブルコネクタの一例を示す斜視図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 記載の一開示による電子デバイスにおいて、図1の電気コネクタまたは図6のケーブルコネクタによって供給される信号を示す図。 本開示に記載の一例によるフレーム再使用を使用するシステムを示す図。 一例による、本明細書に記載の少なくとも1つの電気コネクタと、それぞれグラフィックプロセッサを搭載している複数の電子回路基板とを有する電子デバイスの一例を示す図。 本明細書に記載の一例による、本明細書に記載のコネクタの少なくとも1つと、グラフィック処理回路網を冷却するための能動的冷却機構とを使用する電子デバイスを示す図。 図26,27のデバイスを概略的に示す図。 本明細書に記載の一実施形態による複数のプラグインカードのカードプラグインを容易にする電子デバイスの一例を示すブロック図。 本明細書に記載の一例によるハブデバイスを使用するシステムのブロック図。 一例による、複数のグラフィックプロセッサを使用してフレームをレンダリングし、フレームを表示するための方法の一例を示すフローチャート。] 図1 図26 図6 実施例 [0028] 本発明は、添付の図面を参照しつつ以下に記載する説明を読めば、より容易に理解できるであろう。図面において、同じの参照符号は同じ要素を参照している。] [0029] 図1,2を参照すると、プリント回路基板等の回路基板に結合されうる電気コネクタ100の一例を示し、このコネクタは、基板載置または位置決めピン102と、シェルまたはハウジング接続ポスト104とを有する。位置決めピン102とハウジング接続ポスト104は、回路基板に穿孔されたスルーホールを貫通するように構成され、基板への電気コネクタの取り付けを容易にする。電気コネクタ100は、例えば別個の接触子ピンの部分集合を介して回路基板に電気的に結合するように適合された、分割マルチコネクタ要素108を含むハウジング106を有する。分割マルチコネクタ要素108は、隣接する接触子の第2の群または部分集合112から物理的に分離または分断されている電気接触子の第1の群または部分集合110を含む分割電気接触子ピン構成を有する。] 図1 [0030] 図3も参照すると、第1の電気接触子群110は、下段接触子114と上段接触子116とを有する。同様に、第2の別の電気接触子群112は、第1の電気接触子群と同一であるが鏡像の構成を有し、このため、同一であるが鏡像の対応する下段接触子118と上段接触子120とを有する。この例では、第1の電気接触子群110は、PCIExpress(登録商標)トランシーバ回路に結合されたときに、完全な8レーンPCI Express(登録商標)通信インタフェースを形成するが、このようなトランシーバ回路は当業界で公知である。下段接触子114,118は、別の部分集合であり、この例ではスルーホールピンである。これらは電子デバイスにおいて結合され、差動受信器またはトランシーバとの接続(例えば図7〜14参照)を有し、このような接続を提供する。上段接触子ピン群116,120は、回路基板の表面に載置する表面実装ピンであり、電子回路に結合されて差動送信信号を供給する。この例では、小型のプロファイルと比較的廉価なコネクタ設計で16レーンPCI Express(登録商標)互換の接続を得ることができる。別の接触子群のそれぞれが、個々に8レーンの差動シグナリングに基づく通信を提供するように接続され、これにより16レーンの通信バスが得られる。] 図10 図11 図12 図13 図14 図3 図7 図8 図9 [0031] 図1に戻ると、当業界で公知のように、ハウジング106は、絶縁プラスチックまたは任意の適切なコンポジット材料など、どのような適切な材料から作製されてもよい。また、電気接触子は、適切なめっき(ニッケル下地付金めっき)を施した銅合金、あるいは他の任意の適切な材料と適宜の表面処理など、どのような適切な材料から作製されてもよい。第1の群の下段接触子114は、別の下段ピンの組として作製され、コネクタ100の部分集合として機能する。下段接触子118は、同一の鏡像の部分集合であり、下段接触子114から分離されている。同様に、上段接触子116,120は、それぞれ、互いに同一で鏡像の別個の集合として構成されている。この例では、合計4組のピンが使用され、上側接触子と下側接触子の2つの組が設けられている。他の利点のなかでも、下側接触子と上側接触子を別個の部分集合に分けることにより、16レーンまたは8レーンのPCIExpress(登録商標)タイプのバスに必要な信号を供給するために必要なピン数を減らすことができる。ほかの利点は、当業者であれば認められよう。] 図1 [0032] また、この例に示すように、表面実装ピン間の間隔は例えば0.7mm、表面実装ピンの幅は、例えば0.26mmであるが、どのような適切な間隔と幅が使用されてもよい。例えば、スルーホールピンは、間隔は0.7mmであり、(図4,5に示すように)段違いに構成されうる(may be offset)。また、スルーホールピンの幅は例えば、0.74mmなどである。しかし、必要に応じてどのような適切な寸法が使用されてもよい。] 図4 [0033] 16レーンPCIExpress(登録商標)互換の構成の場合、ハウジングが、例えば、奥行きが12.2mm、幅が53.25mm、あるいは他のどのような適切な寸法を有するように、ハウジング106は、約12mm×53mmの基板のフットプリントを与えるようにサイズが定められている。例えば、奥行きと幅が、必要に応じて数ミリメートル増減してもよい。また、この例では、第1の電気接触子群と第2の電気接触子群の両方の下段接触子と上段接触子は、16レーンPCI Express(登録商標)インタフェース(例えば、2つの8レーン差動バスリンク)用に構成された124ピンを含む。] [0034] 図に示すコネクタ100は、ボードコネクタ100と嵌合する(はめ合わされる)ケーブルコネクタと摩擦係合する1つ以上の摩擦タブ116を備えうる。また、対応する相手側ケーブルコネクタから延びる突起を受け容れる開口118,120などの他の公知のコネクタ係合特徴も使用されうる。] [0035] 図2に戻ると、コネクタ100は、絶縁カバー202、グラウンド接触子、ならびに当業界で公知の手法を使用して相手側ケーブルコネクタと摩擦係合する摩擦ロック208,206を、ハウジングの一部として有する。また、公知の手法を使用して、コネクタ内でピンを適切な位置に支えるための支承構造210も使用される。また、コネクタ100は、中央支承構造212を有し、この上に上段表面実装ピン116が支承され、この下には下側接触子114も支承される。中央支承構造212は、電気接触子を支承し、使用時に相手側コネクタを受け容れ、相手側コネクタの接触子が上側接触子114および下側接触子116と位置合わせされて、電気的接触が形成される。] 図2 [0036] 図4,5は、プリント回路基板の一部を示し、「基板レイアウト」と呼ばれ、基板に設けられている回路表面実装接触子400とスルーホール402とを示す。下段接触子114,118は、スルーホール402に結合され、コネクタ100を介して、プリント回路基板上の1つ以上の電気回路に電気的接触と信号通信とを供給する。電気回路からのトレースまたはピンがパッド400に結合され、コネクタ100を介して通信信号に電気的に結合されうる。この図は、コネクタ100の下段接触子のピン出力と、コネクタ100の個々の接触子に対応する406,408で示す電子信号とを示す。] 図4 [0037] この例では、接触子群が、符号410で示す上側の8レーンと、符号412で示す下側の8レーンとを形成している。グラフィックプロセッサコア、CPU、ノースブリッジ、サウスブリッジ等のブリッジ回路または他の任意の適切なブリッジ回路、あるいは他の任意の適切な電子回路に一体化されたPCIExpress(登録商標)16レーンインタフェース回路などの電子回路網414が、コネクタ100を介して406,408で示す信号を送受信する。電子回路網14は、電子回路基板に存在し、第1の電気接触子群と第2の電気接触子群とに結合される(図には下側接触子のみが図示されている)。電子回路網414は、第1の接触子群110の中央部分において符号416,418で示す差動クロック信号を供給する。また、電子回路網は、中央部分の両側において、集合的に420で示す複数の差動データ対信号も供給する。差動信号420間に、対応する差動グラウンド信号424が供給される。上側接触子116(不図示)は、差動データ対信号420に関連する制御信号を供給する。この例では、他方の接触子群112には、差動クロック信号416,418が含まれない。この電子回路網は、第1の接触子群110を介して8レーンバスを駆動するために、必要なPCI Express(登録商標)タイプの制御信号、クロック信号および電力のすべてを供給する。図に示す信号を供給することによって16レーンに対応することができる。このために、第2の接触子群112が使用される。] [0038] また、図に示すように、第1の電気接触子群110と第2の電気接触子群112とは、符号426,428で示す隣接するグラウンド接触子によって分離されている。第2の接触子群112は、第2の下段接触子に、隣接するピンに供給される複数の差動データ信号430が含まれ、これらが対応する差動グラウンド信号432によって分離され、符号434で示す第2の下段接触子の外側のピン部分に電力が供給されるように結合されている。同様に、電力信号436として示す、第1の接触子群114に対応するコネクタの外側部分にも電力が供給される。当業界で公知のように、この例では、電子回路網414は、PCIExpress(登録商標)準拠の差動マルチレーンバストランシーバを備える。しかし、どのような適切な回路網がコネクタ100に適宜に結合されてもよい。また、図に示すように、第1の接触子群110と第2の接触子群112には、それぞれ、互いに隣り合っており、ハウジングの実質的に中央に設けられた端部グラウンド接触子426,428も含まれる。] [0039] また、第1の電気接触子群と第2の電気接触子群には、ケーブルの両端が適切にコネクタに挿入されているかどうかを判定するために、接触子段の外端に設けられた検知接触子も含まれる。また、コネクタは、接続されている両システム間において電力シーケンスおよび他の機能を制御するために、検知接触子と併用されうる電力制御ピンも備える。] [0040] 図6は、コネクタ100とはまり合うように構成されたケーブルエンドコネクタ500を有するケーブルの一例を示す。ケーブル502は、他端にもエンドコネクタ500と同じエンドコネクタ(不図示)を有し、コネクタエンド500は、分割マルチコネクタ要素108とはまり合うように適合されている。このため、ケーブルエンドコネクタ500は、コネクタ100の中央部分212を介して接触子と係合するオス部分504を有する。当業界で公知のように、エンドコネクタは、必要な構造特性、遮蔽特性および接地特性を提供するために、プラスチック、金属を含むどのような適切な材料から適宜作製されてもよい。オス部分504は、ボードコネクタ100の摩擦タブ116と摩擦係合するように適合されている。ケーブル502は、それぞれが8レーン群を形成している2組のワイヤから構成されうる。しかし、どのような適切な構成が使用されてもよい。] 図6 [0041] 図7〜14は、一方のデバイス内のコネクタ100を介する電気回路網414と、ケーブルコネクタ502を介して接続される他方の別のデバイス内の対応する電気回路網とによって供給される電気信号を示す図を示す。このため、ラップトップコンピュータまたは他の任意の適切なデバイス等のホストデバイス(「ホスト側」と呼ぶ)が、コネクタ100を介して下りデバイスにケーブル経由で接続され、下りデバイスもコネクタ100を備える。このように、高速データ通信能力を備えた簡略なコネクタ/ケーブルの組み合わせが適切に提供される。図に示すように、コネクタ100は、図に示すようにピンに信号を供給するために電子回路網に動作可能に結合されている。参照点として、図4,5の信号を示す部分が、矢印600によって図7〜14にも重複して示されている。上段接触子116,120は、符号602で示す部分によって示される。図に示すように、下段接触子114,118は、主として、例えばグラフィックプロセッサ(下りデバイス)の差動送信器とホストデバイスの差動受信器間に結合され、コネクタ100の上段116,120は、下りデバイス内のグラフィックプロセッサの受信器とホストデバイスの差動送信器間に結合される。] 図10 図11 図12 図13 図14 図4 図7 図8 図9 [0042] ホストデバイスにおいては、符号604で示す対応する下段114,118が図のように設けられる。例えば、信号606として示すホスト側デバイスの上段116,120は、適切な電子回路網によって供給される。この例では、上に記載した回路網が、この例では16レーンの情報を供給するPCIExpress(登録商標)準拠のインタフェース回路網を備える。この例で使用される総ピン数は124ピンである。このように、この例は、16レーン−16レーン間接続用の信号とピン出力とを示す。] [0043] 図15〜18は、16レーンサイズのコネクタに代えて8レーンサイズのコネクタを使用する、8レーン−8レーン接続用の信号とピン出力の構成を示す。しかし、16レーンコネクタの第1のコネクタ群110に供給されるものと同じ信号が、8ピンコネクタの同じピンにも供給される。このため、100に示すコネクタと同じような設計の8レーンコネクタが使用されうるが、使用するピン数が半分であり、このため、約12mm×32mmのフットプリントと約32mm×6mmのプロファイルを与えるようにサイズを定められたハウジングを有し、下側接触子と上段接触子に構成された合計68本のピンを有する点が異なる。このように、図15〜18は、8レーンケーブル706を介して下りデバイスコネクタ704に接続されているホスト側コネクタ702を示す。] 図15 図16 図17 図18 [0044] 図19〜24は、ホストデバイスなどの第1のデバイスが、符号702で示す信号を有する8レーンコネクタとケーブルとを使用し、このケーブルの他端が、600,602で示すピン出力と信号を有するコネクタ100を備えるピン出力と信号を使用する、更に別の構成を示す。このように、8レーン−16レーンコネクタ構成を使用することができ、この場合、16レーンコネクタのうちの8レーンのみが、実際に回路網に結合されている。このように、既存の16のレーンコネクタも、必要に応じて8レーンコネクタを使用するデバイスに容易に結合することができる。] 図19 図20 図21 図22 図23 図24 [0045] 図25は、ホストデバイス(例えばラップトップ、デスクトップコンピュータまたは他の任意の適切なデバイス)などの第1のデバイス902と、コネクタ100を含むプリント回路基板などの基板908に動作可能に搭載された電子回路網414を備える電子回路を使用するデバイスなどの第2のデバイス904とを使用するシステム900の一例を示す図である。電子回路網414は、例えば、グラフィックプロセッサまたは他のどのような適切な回路網でもよく、この例では、本明細書に記載のケーブルおよびコネクタ構造を介してホストデバイス902と通信するために、PCIExpress(登録商標)準拠のトランシーバ回路網を備える。デバイス904は、例えば、電子回路網を冷却するための空気流を供給する空気通路910として機能しうる格子を有するハウジングを備え、当業界で公知のように、空気流によって冷却を行うために適切に制御されているが、ファン913などの能動的冷却機構も備えうる。基板908は、すべての電子回路網に適切な電力を供給し、コンセントからプラグ914を介して交番電流(AC)を受け取ることができる電源回路912を備えうる。ホストデバイスは、公知のように、1つ以上の中央処理装置920と1つ以上のグラフィックプロセッサ922のほかに、適切なフレームバッファメモリ923、当業界で公知のようにオペレーティングシステムソフトウェアと他の任意の適切なコンポーネント、ソフトウェア、ファームウェアを備える。このように、この例では、デバイス904は、消費者に配慮し、比較的低コストで、高データ速度のビデオ、音声およびグラフィック処理に要求されるデータ速度を提供する適切なコネクタ配置によって、デバイス外部のグラフィック処理を拡張するために、コネクタ100および配線502を介して供給される差動信号によって、CPU920および/またはGPU922から描画コマンドを受け取りうる。] 図25 [0046] 上で説明したように、電子回路網414は、適宜、1つ以上のグラフィックプロセッサコア、1つ以上のCPUまたは他の任意の適切な回路網などのグラフィック処理回路網を備えうる。図に示すように、電子回路網がグラフィック処理回路網を備える場合には、当業界で公知のように、グラフィック処理回路網によって、1つ以上の適切なバス932を介して1つ以上のローカルフレームバッファ930にアクセス可能である。また、別の実施形態では、1枚の回路基板908が使用される場合、電子回路網414は、複数のグラフィックプロセッサ933,934などの複数のグラフィック処理回路を備えうる。複数のグラフィック処理回路は、適切なバス936を介して動作可能に結合され、例えばPCIブリッジまたは他の任意の適切なバスブリッジ回路などのバスブリッジ回路938を介して、分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ100に接続されうる。当業界で公知のように、バスブリッジ回路は、コネクタ100との間で情報を供給し、コネクタ100と、グラフィックプロセッサ932,936のそれぞれとの間で通信経路を切り替える。このように、この例では、複数のグラフィックプロセッサが、例えば、ホストデバイス902または他の適切なデバイスに、並列または交番のグラフィック処理操作を提供することができる。] [0047] 図26は、1002,1004,1006として示される空気流通路を有するハウジング1000に収容されたデバイス904の一例を概略的に示す。この例では、空気流通路は、ハウジングを通過する空気流を供給するグリルである。能動的空冷機構912が、例えば、グラフィックプロセッサ、マルチメディアプロセッサ、CPUまたは任意の適切な電子回路網を含む複数のプリント回路基板908,1014(カードなど)を冷却する、複数の個々のファン1010,1012として図示されている。また、図28も参照すると、この例では、カード908,1014のそれぞれが、バックプレーンカード1224に設けた別個の標準的なPCI−Eコネクタ1220,1222(または分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ400のボード−ボードの変形例)のいずれかによって接続され、このバックプレーンカード1224は、この2枚のカードを、別の分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ100(例えば、図4,5参照)に接続するPCI−Eブリッジを搭載している。] 図26 図28 図4 [0048] グラフィックカードブラケット1020,1022は、外部モニタ用のコネクタを搭載している。本例ではデバイス904にCPUは使用されておらず、本例ではこのデバイスは、一種の外部グラフィック拡張デバイスとして使用される。また、本例では符号1030で示す、例えばプラスチック通路などのダクトが、プリント回路基板またはカード908,1014などの、冷却対象の要素の上に空気流を導いている。また、電源も、符号103で示す別個のファンを備えうる。しかし、すべての冷却動作に1つのファンが使用されても、または複数のファンが必要に応じて使用されてもよいということが認められよう。] [0049] 図27,28を参照すると、ダクト1200によって示されるように、グリルからファンに空気流を案内するダクト系統も存在しうる。また、図に示すように、熱を対流させるために、カード908とカード1014が適宜離されうる。また、オン/オフスイッチ1040も電源の一部として図示されている。電源は、コンセントからAC信号等のAC入力を受け取って、ACをDCに変換するか、あるいはDC電源からDC入力信号を受け取りうる。本例ではカード908,1014は、本例では、一番下にPCIエッジコネクタ1220,1222(図28参照)を有しており、このコネクタ1220,1222は、本例ではカード908,1014の下に水平に延びるバックプレーン1224に結合している。バックプレーンは、カードエッジコネクタと嵌合するコネクタを備える。バスブリッジ回路938は、コネクタ100からカード908,1014の一方または両方に情報を転送するスイッチとして機能する。] 図27 図28 [0050] 多くの使用例が可能であることが認められよう。例えば、性能要件に応じて、1つ以上のグラフィックプロセッサを搭載した回路基板を使用して、例えば、同様に1つ以上のグラフィックプロセッサを搭載したリモートホストシステムを拡張することができる。各グラフィックプロセッサが個々にコネクタ100に結合されても、各グラフィックプロセッサが、例えば、PCI−Eスイッチデバイスを介して、必要に応じて1つのコネクタの8レーンを使用しても、あるいは全16レーンを共有してもよい。また、別の電子デバイスを設けたことにより、熱の制約や電力の制約が緩和されるため、ラップトップ等のポータブルデバイスが、必要な場合にグラフィック処理またはビデオ処理の性能、あるいは他の処理性能を拡張することができる。このように、本明細書で使用する「グラフィック処理回路網」は、所望のビデオの符号化および復号化回路等のビデオ処理、高精細度テレビジョン画像処理、あるいは、他のどのような適切なビデオ処理操作またはマルチメディア処理操作を備えてもよい。例えば、電子デバイス904に接続されうる外部デバイスには、所望のように、セットトップボックス、テレビ、ゲームコンソール、ハンドヘルドデバイス、ラップトップ、デスクトップまたは他の任意の適切なデバイスが含まれてもよい点が理解されよう。また、液晶ディスプレイなどの1台以上のディスプレイがデバイス904に接続されてもよい。電子デバイス904に別のディスプレイが接続され、電子デバイス904に搭載されているグラフィックプロセッサからの出力が、1台以上のディスプレイ(図25参照)に表示されるように、ディスプレイポートが使用されうる。あるいは、デバイス904内部のグラフィックプロセッサが、フレーム情報または他の任意の情報をホストデバイスに送り、ホストデバイスが自身の表示機能を使用して、別のディスプレイに情報を出力してもよい。] 図25 [0051] また図7〜14を参照すると、例えば、外部デバイスが通電されて動作状態になった(非スタンバイモード)時点を示すCPWRON信号が、コネクタ100を介してホストデバイスから送信される。デバイス904の電子回路網が、このCPWRON信号を検出して通電される。CPRSNTピンは、ホストシステムなどの外部デバイスに、デバイス904が完全に接続されたことを検出するために使用され、この信号は、デバイス904の通電をゲーティングし、外部デバイス904が接続され通電されたことをホストシステムに通知するのを支援する。一例では、2本のピンを使用して、コネクタ100が完全に取り付けられていることを確認してから、デバイス904が使用可能であることをホストシステムに通知する。また、デバイス904が他の外部デバイスに接続された時点を検出するために、ホットプラグ機構が使用されてもよい。] 図10 図11 図12 図13 図14 図7 図8 図9 [0052] 図29は、コネクタ100に結合され、バススロットポート1306,1308に結合されたバスブリッジ回路1304を含む回路基板1302を有する電子デバイス1300の別の例を示す。バススロットポート1306,1308は、コネクタ100である必要はないが、例えば、任意の適切な電子回路網が搭載されているPCIExpress(登録商標)カード1310,1312が挿入されるPCI Express(登録商標)スロットなどである。バススロットポート1306,1308は、例えばアクティブバックプレーンに取り付けられうる。アクティブバックプレーンは、バスブリッジ回路1304との接続を容易にするアクティブバックプレーンカードでもよい。アクティブバックプレーンカードは、プラグインカード1310,1312が挿入されるように構成された複数のカードポート1306,1308を備える。バスブリッジ回路1304は、例えば、PCI Express(登録商標)通信リンクまたは他の任意の適切なリンクを介した通信に必要なトランシーバを備えた、例えば、ノースブリッジ、サウスブリッジまたは他の適切なブリッジ回路などでもよい。本例では、プラグインカード1310または1312の一方にグラフィックプロセッサが存在するため、グラフィック処理回路網は不要である。これにより、小型であってもコネクタ100を介した高速ビデオ通信を支援する、小型の電子デバイス1300を得ることができる。このように、標準的なPCI Express(登録商標)カードが、スロット1306,1308に挿入されるが、コネクタ100等の独自のコネクタを使用して、例えば、ホストCPUを有するデバイスなどの別の電子デバイスに結合される。] 図29 [0053] 図30は、図25(デバイス904)に示すような追加の電子デバイスがハブデバイス1400に適切に接続されるように、標準的なバススロットコネクタ1306,1308を使用する代わりに、コネクタ100を使用する別の電子デバイス1400を示す。また、本例では、PCIブリッジ回路1304用の電力が、下りデバイスにより、コネクタ100と並列の電力接続を介して供給されるため、ACコネクタが不要である。また、図に示すように、バスブリッジ回路1304を経由するのではなく、デバイス間に直接の通信リンクを提供するために、電子デバイス1904間との間に、必要に応じて、非差動バス1410が使用されてもよい。電子デバイス1904内部の複数のグラフィックプロセッサにより、並列グラフィック処理またはビデオ処理を、必要に応じて使用することができる。] 図25 図30 [0054] デバイス1400は、電子ハブデバイスとして機能する。デバイス1400は、ブリッジ回路1304に結合された複数の分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ100を有する。他の電子デバイス1904はそれぞれ、AC入力を備えるが、分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ100も備える。また、電子回路網からの出力が対応するディスプレイに供給されうるように、ディスプレイも結合されうる。それぞれの外部電子デバイスのグラフィック処理回路網を接続しているバス接続1410は、分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ経由のバスとは異なる。ディスプレイは、電子デバイス1904の一方または両方のグラフィック処理回路網によって生成されるフレームを表示する。] [0055] 図25に戻ると、電子デバイス904は、グラフィック処理回路網414に結合されたローカルフレームバッファ930を備える。グラフィック処理回路網414(例えば、1つ以上のグラフィックプロセッサ933または934)は、分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ100を介して、デバイス904のハウジングの外部にあるホストデバイスからデータを受け取ると、ホストデバイスのために表示フレームを生成して、ローカルフレームバッファ930に記憶する。電子回路網414は、分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ100を介してフレームバッファ930から他のデバイス902に、表示フレームを伝達するように動作可能である。他のデバイスから受け取るデータとしては、例えば、CPU920によって送信され、マルチレーンケーブルとコネクタシステム100,500,502を介して伝達される描画コマンドなどが挙げられる。他のデータとしては、例えば、MPEG、JPEGまたは他のビデオ圧縮情報等の圧縮画像情報などのビデオデータが挙げられる。このようなデータは、電子回路網414によって適切に展開および処理されて、表示フレームが生成され、この表示フレームが、フレームバッファ930に記憶され、その後上り方向に送信されて、ホストデバイスのフレームバッファ923に記憶される。これにより、フレームがフレームバッファ923にコピーされて、従来技術において公知のグラフィックプロセッサ922の一部などのディスプレイエンジンによって表示され、例えば、LVDSバスを介して、あるいは他の任意の適切な方法により、ホストデバイスのディスプレイに表示される。] 図25 [0056] このように、グラフィック処理回路網933またはグラフィック処理回路網934は、ホストデバイスのプロセッサ920(および/またはプロセッサ922)と通信するように動作可能であり、グラフィック処理回路網933またはグラフィック処理回路網934は、プロセッサ920から描画コマンドまたは他のデータを受け取り、生成した表示データのフレームを、ホストデバイスによる表示のためにホストデバイスに伝達する。本例では、グラフィック処理回路網414またはグラフィック処理回路網933,934は、分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタ100によって提供される差動リンクの複数の差動シグナリングレーンを使用する。このように、電子回路網414は、ディスプレイ950に表示させるためのフレームを生成するか、ホストデバイスによって、当該ホストデバイスに結合されたディスプレイに表示させるために、表示フレームのコピーを自身のローカルフレームバッファ930から供給してもよい。このように、自身のAC電源を有するユニット904などの独立ユニットが、自身のローカルフレームバッファに画像をレンダリングし、完成した画像を、独自のコネクタ100を介したマルチレーンPCIExpressリンク経由でホストのフレームバッファに送信する。ホストのディスプレイエンジンが、コピーされた画像をホストのフレームバッファからディスプレイデバイスに表示する。レンダリング(例えば、描画コマンドおよび/またはビデオ情報に基づいたフレームの生成)をホストデバイスで行う必要はなく、ホストデバイスの消費電力を最小限に抑えることができる。また、ユニット904からホストユニットへの、フレームごとのピアツーピア転送を提供するために、上り方向のPCI Expressレーンの再使用が提供される。動作時に、グラフィック処理回路933またはグラフィック処理回路934(またはこの両方)は、ホストデバイスが必要とする数のフレームのみを、ホストに接続されているディスプレイのホストディスプレイリフレッシュレートに従った最大レートで送信する。このレートは、例えば、ホストデバイスがラップトップの場合は、ラップトップ用に60フレーム/秒などである。ホストが表示可能なフレーム数を超える表示フレーム情報を送信して、PCI Expressバスを飽和させるのを防ぐために、複数の方法でフレームレート調整を行うことができる。ラップトップまたはホストデバイスの表示レートに合わせるフレームデータの同期調整が望ましい。このとき、さまざまな同期機構を使用することもでき、例えば、必要に応じて、ユニット904とホスト間で、ホストが次のデータフレームを受信できることを示すハンドシェークを行い、ユニット904からホストにピアツーピアで書き込みを行ってもよい。あるいは、両ユニット間で追加のハンドシェークを行わずに、ホストが新しい表示データのフレームを必要とするときに、ホストがユニット904からのピアツーピア読み出しを直接開始してもよく、これにより応答時間が改善される。このように、ユニット904が、フレームを生成し、上り方向のバスレーンを再利用して、フレーム全体をホストに送信し、ホストが自身のフレームバッファにフレームのコピーを記憶し、ホストのディスプレイデバイスにフレームを表示するだけでよい。ほかの利点は、当業者であれば認められよう。] [0057] 図31は、任意の適切なアーキテクチャにおいて、複数のグラフィックプロセッサと、対応する論理によって実行されうる方法の一例を示す。本方法はブロック1500に示すように開始し、CPUで実行中のドライバアプリケーションが、ユーザに対して、グラフィックプロセッサまたはシステムの他の部分を低電力モードに設定するかどうかの問い合わせを行なう。ブロック1502に示すように、本方法は、レンダリングエンジンを無効にするか別の方法で不使用に設定する一方、GPUのディスプレイエンジンを動作状態に保つことによって、ホストデバイスのGPUまたは他の適切なGPUなどの第1のGPUの電力を低減させるステップを有する。例えば、節電目的のために、搭載されているサブシステムを選択的に制御できるグラフィックプロセッサが知られている。当業界で公知のように、グラフィックプロセッサは、3Dコマンドに基づいてフレームを生成するか、圧縮ビデオまたは他のビデオソース情報に基づいてビデオフレームを生成するか、この両方を行うレンダリングエンジンを備えうる。GPUのディスプレイエンジン部分は、フレームバッファから完成したフレームを読み出し、これを1台以上のディスプレイに表示する。本方法は、GPUのディスプレイエンジンを、第1のGPUに対応するフレームバッファに記憶されているフレームを表示可能な状態に残しつつ、レンダリングエンジンを低減電力状態に設定する、好ましくは最大限の電力削減が得られるようにレンダリングができない状態に設定するステップを有する。] 図31 [0058] 本方法は、ブロック1504に示すように、かつ上記したように、他のグラフィックプロセッサによって表示フレームをレンダリングするステップと、レンダリングされたフレームを当該グラフィックプロセッサのローカルフレームバッファに記憶するステップとを有する。これは、例えば、コネクタ100および差動バスを介した、例えば図25に示すようなプロセッサの間の通信経路を介して、適切なデータを受信することによって行うことができる。しかし、どのような適切なリンクが使用されてもよい。ブロック1506に示すように、本方法は、例えば、前述のように、レンダリングされたフレームを、ホストCPUで実行中のドライバの制御下で、第2のGPUのローカルフレームバッファから第1のGPUのローカルフレームバッファにコピーするステップを有する。しかし、上記した同期手法は、どのような適切な同期手法でもよく、プッシュ法またはプル法を使用してコピーを行ってもよい。ブロック1507に示すように、このプロセスが、第2のGPUによってレンダリングされる各フレームに対して行われる。] 図25 [0059] ブロック1508に示すように、本方法は、この段階では、第1のGPUのレンダリングエンジンが有効に停止されているものの、そのディスプレイエンジンが動作可能な状態にある第1のGPUのフレームバッファに、コピーされたフレームが存在するため、第2のGPUのフレームバッファからコピーされたフレームを、第1のGPUのディスプレイエンジンを使用して表示するステップを有する。これは、レンダリングエンジンが低減電力状態の間に行われる。一例では、ブロック1504,1506,1508に示す動作は、すべて、第1のGPUのレンダリングエンジンが低減電力状態の間に実行され、これにより、節電を最大化し、熱の発生を低減することができる。] [0060] 上記の方法は、図25に示す、少なくとも1つのグラフィックプロセッサと対応するフレームバッファとをそれぞれ備える第1のデバイスと第2のデバイスとによって実行されうる。また、第1のグラフィックプロセッサのレンダリングエンジンが使用されないため、第2のGPUがフレームをレンダリングするために、第2のGPUは、第1のデバイスから描画コマンドまたはビデオ処理コマンドなどのデータを受け取る。] 図25 [0061] 例えばデバイス904のグラフィックプロセッサ933は、他のグラフィックプロセッサのレンダリングエンジンが低減電力状態のときに、表示フレームをレンダリングして、レンダリングしたフレームを対応するフレームバッファ930に記憶する。他のグラフィックプロセッサのレンダリングエンジンが低減電力状態のときに、例えば、電子回路414の一部として搭載されうる論理が、レンダリングされたフレームを、対応するフレームバッファから他のグラフィックプロセッサのフレームバッファ922,923にコピーさせる。上記したように、この論理は、フレームバッファ930からフレームバッファ923への情報のコピーを求めるCPUで実行中のドライバによる要求に基づいて、あるいは、数個のグラフィックプロセッサの1つからの要求によってコピーを行わせる。別の実施形態では、グラフィックプロセッサとデバイス904は、単に、フレームのレンダリングがフレームバッファ923で完了すると、このフレームを出力してもよい。どのような適切なコピー方式も使用することができる。] [0062] 複数のグラフィックプロセッサ間に任意の適切な通信経路を使用するどのような適切なアーキテクチャを使用してもよい点に留意されたい。例えば、複数のグラフィックプロセッサ(コアなど)が、同じプリント回路基板に搭載されても、同じデバイスの別のボードに搭載されても、あるいは、図25の例に示すように、別のデバイスに搭載されてもよい。] 図25 [0063] 上記の本発明の詳細な説明および例は、限定するものでなく、例示および説明のために提示したものである。このため、本発明は、上記に開示し、ここにクレームする基本的な基礎をなす原理の趣旨ならびに範囲に含まれるすべての変更、変形物または均等物をカバーすることが考察される。]
权利要求:
請求項1 AC入力またはDC電力入力と、前記AC入力またはDC電力入力に基づいて電力を受け取るように動作可能に結合されたグラフィック処理回路網を備える少なくとも1つの回路基板と、前記電子回路網に動作可能に結合され、1つのハウジングを有し、前記回路基板と機械的に結合するように適合され、そこに隣接する第2の接触子群から分離された第1の電気接触子群を有する電気接触子構成を収容しており、前記第1の電気接触子群は下段接触子と上段接触子とを有し、前記第2の電気接触子群は、前記第1の接触子群と同一かつ鏡像の構成を有し、同一かつ鏡像の対応する下段接触子と上段接触子とを有する、分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタと、前記グラフィック処理回路網に動作可能に結合されたローカルフレームバッファとを少なくとも収容しているハウジングを有し、前記グラフィック処理回路網は、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して、前記ハウジングに対して外部にある他のデバイスからデータを受信すると、前記他の電子デバイスのために、表示フレームを生成して前記ローカルフレームバッファに記憶するように動作可能であり、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して、前記表示フレームを前記他のデバイスに伝達するように動作可能である、電子デバイス。 請求項2 前記グラフィック処理回路網は、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して、前記ハウジングに対して外部にある前記他の電子デバイスのプロセッサと通信するように動作可能であり、前記グラフィック処理回路網は、前記プロセッサから少なくとも描画コマンドを受け取り、前記他のデバイスによる表示のために前記他のデバイスに表示データのフレームを伝達するように動作可能である、請求項1に記載の電子デバイス。 請求項3 前記グラフィック処理回路網は、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して提供される差動リンクの複数のレーンを使用して、前記他の電子デバイスと表示データを伝達するように動作可能である、請求項1に記載の電子デバイス。 請求項4 前記電気コネクタの前記ハウジングは約12mm×53mmのフットプリントと約53mm×6mmのプロファイルとを与えるようにサイズが定められている、請求項1に記載の電子デバイス。 請求項5 前記第1の電気接触子群と前記第2の電気接触子群の両方の前記上段接触子と前記下段接触子とは2つの8レーン差動バスに構成された124本のピンを含む、請求項4に記載の電子デバイス。 請求項6 前記電気コネクタの前記ハウジングは約12mm×32mmのフットプリントと約32mm×6mmのプロファイルを与えるようにサイズを定められており、上段接触子と下段接触子とに構成された68本のピンを含む、請求項1に記載の電子デバイス。 請求項7 AC入力またはDC電力入力と、前記AC入力またはDC電力入力に基づいて電力を受信するように動作可能に結合されたグラフィック処理回路網を備える少なくとも1つの回路基板と、前記電子回路網に動作可能に結合され、1つのハウジングを有し、前記回路基板と機械的に結合するように適合され、そこに隣接する第2の接触子群から分離された第1の電気接触子群を有する電気接触子構成を収容しており、前記第1の電気接触子群は下段接触子と上段接触子とを有し、前記第2の電気接触子群は、前記第1の接触子群と同一かつ鏡像の構成を有し、同一かつ鏡像の対応する下段接触子と上段接触子とを有する第1の分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタと、前記グラフィックおよび/またはビデオ処理回路網に動作可能に結合されたローカルフレームバッファと、を少なくとも格納するハウジングとを有し、前記グラフィック処理回路網は、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して、前記ハウジングに対して外部にある他のデバイスからグラフィックおよび/またはビデオデータを受信すると、前記他の電子デバイスのために、表示フレームを生成して前記ローカルフレームバッファに記憶するように動作可能であり、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して、前記表示フレームを前記他のデバイスに伝達するように動作可能である電子デバイスを有し、前記他の電子デバイスは、前記第1の分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタと同一であり、前記第1の分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタに接続されている第2の分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタと、ディスプレイエンジンと、対応するフレームバッファとを有し、前記フレームバッファは、前記第2の分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して前記電子デバイスから受信した表示フレームを記憶するように動作可能であり、前記表示フレームを前記ディスプレイに表示させるように動作可能に結合されている、システム。 請求項8 前記グラフィック処理回路網は、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して、前記ハウジングに対して外部にある前記他の電子デバイスのプロセッサと通信するように動作可能であり、前記グラフィック処理回路網は、前記プロセッサから少なくとも描画コマンドを受け取り、前記他のデバイスによる表示のために前記他のデバイスに表示データのフレームを伝達するように動作可能である、請求項7に記載のシステム。 請求項9 前記グラフィック処理回路網は、前記分割マルチコネクタ要素差動バスコネクタを介して提供される差動リンクの複数のレーンを使用して、前記他の電子デバイスと表示データを伝達するように動作可能である、請求項7に記載のシステム。 請求項10 前記電気コネクタの前記ハウジングは約12mm×53mmのフットプリントと約53mm×6mmのプロファイルとを与えるようにサイズが定められている、請求項7に記載のシステム。 請求項11 前記第1の電気接触子群と前記第2の電気接触子群の両方の前記上段接触子と前記下段接触子とは2つの8レーン差動バスに構成された124本のピンを含む、請求項10に記載のシステム。 請求項12 前記電気コネクタの前記ハウジングは約12mm×32mmのフットプリントと約32mm×6mmのプロファイルを与えるようにサイズを定められており、上段接触子と下段接触子とに構成された68本のピンを含む、請求項10に記載のシステム。 請求項13 第1のグラフィックプロセッサのレンダリングエンジンの電力を低減させるとともに、前記第1のグラフィックプロセッサのディスプレイエンジンを対応する第1のフレームバッファからディスプレイに表示フレームを出力可能な状態に保持するステップと、前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが低減電力状態の間に、第2のグラフィックプロセッサによって表示フレームをレンダリングするステップと、前記レンダリングされたフレームを前記第2のグラフィックプロセッサの対応する第2のフレームバッファに記憶するステップと、前記レンダリングされたフレームを前記第2のフレームバッファから前記第1のフレームバッファにコピーするステップと、前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが前記低減電力状態の間に、前記第1のフレームバッファに前記コピーされたフレームをディスプレイに表示するステップとを含む、方法。 請求項14 前記レンダリングされたフレームを前記第2のフレームバッファから前記第1のフレームバッファにコピーするステップは、前記レンダリングされたフレームを差動通信バスを介して前記第1のフレームバッファに伝達するステップを含む、請求項13に記載の方法。 請求項15 前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンの前記低減電力状態は前記レンダリングエンジンが表示フレームをレンダリングすることができない低電力状態である、請求項13に記載の方法。 請求項16 第1のデバイスであって、少なくともレンダリングエンジンおよびディスプレイエンジンを有する第1のグラフィックプロセッサと、前記第1のグラフィックプロセッサに動作可能に結合され、前記レンダリングエンジンによって生成されたレンダリングされたフレームを記憶するように動作可能な、対応する第1のフレームバッファと、を有し、前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンの電力を低減させるとともに、前記第1のグラフィックプロセッサの前記ディスプレイエンジンを前記対応する第1のフレームバッファからディスプレイに表示フレームを出力可能な状態に保持するように動作可能な第1のデバイスと、前記第1のデバイスと通信している第2のデバイスであって、第2のグラフィックプロセッサおよび対応する第2のフレームバッファを有し、前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが低減電力状態の間に表示フレームをレンダリングし、前記第2のグラフィックプロセッサの前記対応する第2のフレームバッファに前記レンダリングされたフレームを記憶するように動作可能な第2のデバイスとを備え、前記第2のデバイスは、前記第2のデバイスの前記第2のフレームバッファから前記第1のデバイスの前記第1のフレームバッファに前記レンダリングされたフレームをコピーするように動作可能であり、前記第1のデバイスの前記第1のグラフィックプロセッサの前記ディスプレイエンジンは、前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが前記低減電力状態の間に、前記第1のフレームバッファ内の前記コピーされたフレームをディスプレイに表示するように動作可能である、システム。 請求項17 前記第1のグラフィックプロセッサと第2のグラフィックプロセッサは差動通信バスによってリンクされ、前記レンダリングされたフレームを前記第2のフレームバッファから前記第1のフレームバッファにコピーすることは前記レンダリングされたフレームを差動通信バスを介して前記第1のフレームバッファに伝達することを有し、前記差動通信バスを介して前記第1のデバイスから前記第2のデバイスによってレンダリングコマンドが受信される、請求項16に記載のシステム。 請求項18 グラフィックプロセッサおよび対応するフレームバッファを有し、前記グラフィックプロセッサは、他のグラフィックプロセッサのレンダリングエンジンが低減電力状態のときに、表示フレームをレンダリングするように動作可能であるとともに、前記レンダリングされたフレームを前記対応するフレームバッファに記憶するように動作可能であり、他のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが低減電力状態のときに、前記対応するフレームバッファから前記他のグラフィックプロセッサのフレームバッファに前記レンダリングされたフレームをコピーさせるように動作可能な論理回路と、前記第1のデバイスの前記第1のグラフィックプロセッサの前記ディスプレイエンジンは、前記第1のグラフィックプロセッサの前記レンダリングエンジンが前記低減電力状態の間に、前記第1のフレームバッファ内の前記コピーされたフレームをディスプレイに表示するように動作可能である、装置。 請求項19 前記論理回路は前記グラフィックプロセッサに一体化されており、前記第1のグラフィックプロセッサと第2のグラフィックプロセッサとは前記第1のグラフィックプロセッサが前記第2のグラフィックプロセッサから次のフレームを受信できることを示すためにハンドシェーキング操作を実行する、請求項18に記載の装置。 請求項20 前記論理回路は前記グラフィックプロセッサに一体化されており、前記第1のグラフィックプロセッサは前記第2のグラフィックプロセッサの前記第2のフレームバッファから次のフレームを読み出す、請求項18に記載の装置。
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